⚡ 結論から言います
デフォルトのEpicプリセットから推奨設定に変更するだけで、最大54%のパフォーマンス向上を実現できます。シャドウをMedium、グローバルイルミネーションをHigh、テクスチャはEpicを維持するのが基本方針です。
Clair Obscur: Expedition 33は小規模スタジオが開発したとは思えない完成度で、2025年を代表するゲームのひとつとして高い評価を集めています。Unreal Engine 5を採用しつつも、多くのUE5タイトルで問題となるスタッタリングやヒッチングを見事に回避しており、技術面でも注目されています。
しかし、美しいグラフィックを誇る本作も、設定次第でパフォーマンスが大きく変わります。全設定をEpicにすると負荷が高くなりすぎる一方、すべてLowにすれば映像美が損なわれます。どの設定をどこまで妥協すれば快適なプレイを実現できるのか、この記事では、その疑問に検証データで答えます。
この記事では、全グラフィック設定を実際に検証したデータをもとに、視覚品質を保ちながらパフォーマンスを大幅に引き上げる推奨設定をご紹介します。
この記事で分かること
- 各グラフィック設定の推奨値とその根拠
- アップスケーリング(DLSS・XeSS・TSR)の選び方
- 最適化設定でのパフォーマンス向上率(最大54%)
- シャープニングアーティファクトの対処法
- 知っておくべき不具合情報と回避策
ゲーム基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2025-04-24 |
| ジャンル | RPG |
| 対応プラットフォーム | PC、PlayStation 5、Xbox Series S/X |
Clair Obscur Expedition 33のグラフィック特性
本作はUnreal Engine 5を採用しており、Lumenによるグローバルイルミネーション、高品質なシャドウ、リフレクションなどUE5の最新レンダリング機能をフル活用しています。その分グラフィック負荷は高めですが、設定メニューは比較的シンプルで、主要な項目を調整するだけで大きな改善が見込めます。
UE5特有のスタッタリング問題はレベルデザインの工夫で概ね回避されていますが、キャラクターがカメラから遮蔽された際にパフォーマンスが急落するバグが確認されています。これはオクルージョンカリングの処理に起因する可能性があり、開発元Sandfallによる修正が期待されます。
⚠️ 画質に関する注意点
デフォルト設定では過度に強いシャープニングフィルターが適用されており、映像にアーティファクト(輪郭のギザギザ)が生じます。気になる場合はコミュニティ製のシャープニング調整MODを使用し、設定ファイル(.ini)で強度を下げることで改善できます。
各設定項目の推奨値と解説
以下は1440p・Quality DLSSでの検証データをもとにした推奨設定の一覧です。
| 設定項目 | 推奨値 | パフォーマンスへの影響 |
|---|---|---|
| シャドウ | Medium | Epicより約17%軽量 |
| グローバルイルミネーション | High | EpicはHighより21%重い |
| リフレクション | Epic | Highとの差は約4% |
| ポストプロセス | Medium または Low | LowはEpicより約7%軽量 |
| テクスチャ | Epic | VRAM 8GBでも変化なし |
| ビジュアルエフェクト | Medium | Epicより軽量で品質差わずか |
| フォーリッジ | Medium(余裕あればHigh) | シーンにより2〜17%変動 |
| シェーディング | High | Epicは約8〜12%重い |
シャドウ(影)設定
Low→Mediumで影の鮮明度と描画距離が改善します。High以上ではコンタクトハードニングが有効になり、影が遠くなるほど自然に柔らかくなります。またシャドウ品質はボリュメトリックエフェクト(霧・光柱)の安定性にも影響し、Low設定ではちらつきが発生しやすくなります。
パフォーマンスはLow比でMedium+8%、High+14%、Epic+25%の負荷増。推奨はMedium。余裕があればHighも有効な選択肢です。
グローバルイルミネーション(GI)
Lumenによる間接光の品質を制御します。Epic設定では小さな形状への環境シャドウが加わり、よりリアルな照明表現になりますが、EpicはHighより21%も高負荷です。視覚的な差に対してコストが大きすぎるため、Highで十分です。
リフレクション
本作の反射表現はそれほど目立つわけではありませんが、High・Epic設定でシーンのより多くを反射に捉えられます。パフォーマンス差はわずか約4%であるため、Epicを選ぶのがコストパフォーマンス的に最も優れています。
ポストプロセス
Low→Mediumでビネット(画面周辺の暗化)が有効になり、High以上でクロマティックアベレーション(色収差)が追加されます。被写界深度(ボケ効果)もLow以外で有効になります。これらのエフェクトが苦手な方や、わずかでもFPSを稼ぎたい方はLowを選ぶとよいでしょう。
テクスチャ
本作は利用可能なVRAMに応じてテクスチャ解像度を動的に調整します。そのため、LowとEpicで視覚的な差がほぼ生じません。VRAM 8GBのGPU(RTX 3060 Tiなど)でもEpic設定で問題なく動作することが検証済みです。Epicのまま維持することを推奨します。
ビジュアルエフェクト
パーティクルや特殊エフェクト、一部マテリアルの品質に影響します。MediumからEpicへの視覚的な向上はわずかで、戦闘中でもほとんど体感できないレベルです。Mediumを選ぶのが最もコスパに優れています。
フォーリッジ(植生)
草や地面の植生密度を制御します。パフォーマンスへの影響はシーンにより大きく異なり、Low→Mediumで2〜4%、High以上では最大17%の差が出ることもあります。Mediumを基本として、余裕があればHighを選ぶとよいでしょう。
シェーディング
光と表面の相互作用の品質に影響しますが、視覚的な差はLowとEpicを見比べないと気づきにくいレベルです。一方でパフォーマンスコストは無視できず、Epic設定では8〜12%の負荷増になります。コストパフォーマンスを重視するならHighが最適解です。
💡 最適化の鉄則
テクスチャとリフレクションはEpicのまま維持し、シャドウとビジュアルエフェクトをMediumに下げる。これだけで多くのシーンで大幅なFPS向上が期待できます。
アップスケーリング設定の選び方
本作が対応するアップスケーリング技術はDLSS、XeSS、TSR(UE5標準)の3種類です。現時点でFSR 3・FSR 4の公式サポートはありません。
| 技術 | 対応GPU | 品質評価 | 備考 |
|---|---|---|---|
| DLSS 4(Transformer) | NVIDIA | 最高品質 | 植生で若干のアーティファクト |
| DLSS 3(CNN) | NVIDIA | 高品質 | DLSSを使うなら4を推奨 |
| XeSS | 全GPU対応 | 良好 | TSRより安定・高性能 |
| TSR | 全GPU対応 | やや劣る | 光沢面・パーティクルに弱い |
TSRは光沢のある物体や反射面でちらつきが発生し、パーティクル表現でもアーティファクトが目立ちます。さらにアンチエイリアシング設定をEpicと組み合わせるとパフォーマンスが大幅に低下します。TSRを使う場合はアンチエイリアシングをHigh以下に抑えることが重要です。
✅ アップスケーリング選択の指針
- NVIDIA GPU → DLSS 4(Transformer Model)を選ぶ
- NVIDIA以外またはDLSS非対応機 → XeSSを選ぶ
- TSRは最終手段。使う場合はアンチエイリアシングをHigh以下に抑える
DLSS 4は植生要素で一部不安定になることがありますが、DLSS 3より全体的にシャープで安定した映像を提供します。解像度が1080p以下で使用する場合は特にDLSS 4の恩恵が大きいです。
最適化設定のパフォーマンス比較
1440p・Quality DLSSの環境で、最適化設定とEpicプリセットのFPSを比較した結果は以下のとおりです。
| テストエリア | パフォーマンス向上率 |
|---|---|
| ルミエール(序盤の最高負荷エリア) | 約54%向上 |
| 中盤フィールドエリア | 約48%向上 |
| その他の高負荷エリア | 約39%向上 |
最も負荷が高い序盤のルミエール地区では、最適化設定に切り替えるだけでEpicプリセットの1.5倍以上のパフォーマンスを達成できます。中位GPUでも60fps安定動作を狙える数字です。
💡 ベンチマークのポイント
ルミエール地区は序盤でありながら本作でも最高クラスの負荷がかかるエリアです。ここで60fps以上を安定して出せれば、大部分のフィールドで快適なプレイが期待できます。
知っておくべき不具合と対処法
オクルージョン時のパフォーマンス低下バグ
キャラクターがカメラの視野から外れた(オクルードされた)タイミングでFPSが急落するバグが確認されています。特定のエリアで突然重くなる場合は、これが原因と考えられます。現状はカメラアングルの変更で軽減できる場合がありますが、根本的な解決は開発元のパッチを待つことになります。
シャープニングアーティファクト
ポストプロセスのシャープニングが過度に強く、輪郭に不自然なギザギザが生じます。コミュニティ製MODを使ってシャープニング強度を.iniファイルから調整することで改善できます。適用前に必ずゲームファイルのバックアップを取ることを推奨しますす。
⚠️ MOD使用時の注意
サードパーティMODの使用は自己責任です。ゲームのアップデートでMODが機能しなくなることがあります。必ずバックアップを取ってから試してください。
初心者向けアドバイス
- まずプリセットを「High」に設定してゲームを起動し、重いと感じたら個別に調整する
- シャドウとビジュアルエフェクトを先にMediumへ下げると効果的
- テクスチャはVRAM 8GB以上であればEpicのまま維持して問題なし
- GPUがNVIDIAならDLSSをバージョン4に変更するだけで大幅に快適になる
- ゲーム中に突然重くなった場合はカメラ視点を変えてみる(オクルージョンバグの可能性あり)
- シャープニングのギザギザが気になる場合はMODでの調整を検討する
✅ これだけは覚えよう
「テクスチャEpic・シャドウMedium・GI High・リフレクションEpic・エフェクトMedium・シェーディングHigh」がパフォーマンスと画質のベストバランスです。
よくある質問
Clair Obscur Expedition 33はFSR(AMD)に対応していますか?
現時点でFSR 3・FSR 4の公式サポートはありません。AMD GPUをお使いの場合は、全GPU対応のXeSS使用をおすすめします。TSRよりも映像が安定していて軽量です。
VRAM 8GBのGPUでもテクスチャEpicで動きますか?
はい、RTX 3060 TiなどVRAM 8GBのGPUでもEpic設定で問題なく動作することが確認されています。ゲームがVRAMに応じて動的にテクスチャ解像度を調整するため、VRAM不足になりにくい設計です。
特定のエリアで急にカクつきます。原因は何ですか?
キャラクターがカメラに映らなくなる瞬間にパフォーマンスが急落するバグが報告されています。カメラ角度を変えることで軽減できる場合があります。開発元の修正パッチを待つことを推奨します。
DLSSとXeSS、どちらが良いですか?
NVIDIA GPUをお使いであればDLSS 4が最高品質です。それ以外のGPUの場合、TSRよりXeSS の方が映像が安定していて軽量なのでXeSS を選ぶとよいでしょう。
映像のシャープニングが強すぎてギザギザが気になります。
ゲーム内設定では調整できませんが、コミュニティ製のシャープニング調整MODを使えば改善できます。.iniファイルを編集してシャープニング強度を下げる仕組みです。適用前にバックアップを忘れずに。
霧や光柱がちらついて見えます。
シャドウ設定がLowのときにボリュメトリックエフェクトのちらつきが発生しやすくなります。MediumまたはHigh以上に設定することで改善します。
推奨設定にすると映像品質は大きく落ちますか?
視覚的な差はほとんど体感できないレベルです。シャドウのコンタクトハードニングが省略される程度で、ゲームプレイ中に気になることはまずありません。パフォーマンス向上の恩恵の方がはるかに大きいです。
まとめ
📝 この記事のまとめ
- シャドウMedium・GI High・リフレクションEpic・テクスチャEpic・エフェクトMedium・フォーリッジMedium・シェーディングHighが推奨設定
- アップスケーリングはNVIDIAならDLSS 4、それ以外はXeSS一択
- 最適化設定でEpicプリセット比39〜54%のパフォーマンス向上が期待できる
- シャープニングアーティファクトはコミュニティ製MODで対処可能
- オクルージョン時のFPS低下バグは開発元のパッチを待つのが最善
Clair Obscur: Expedition 33は2025年屈指の完成度を誇る傑作ですが、PC版はグラフィック設定の最適化で快適さが大きく変わります。この記事の推奨設定を試して、最高の没入体験を楽しんでください。
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